サザエの壷焼き食べたい
こんにちは、nkjmyです。
4月のくせにえらく寒い日があったかと思ったら、
5月のくせに連日夏日ですかみたいな気候に辟易しております。
今日のネタはですね、タイトルにあるような「サザエ」さんでして
サザエをネタにするなら昨日書こうと思ってたら、(後述の)図が間に合いませんでした。
すでにご存知の方も多いでしょうけど、
これです
続きを読む放置気味だったので、今年初記事を書きます
こんにちは、nkjmyです。
いつのまにか、「90日以上更新していません」の広告がでましたねww
最後に書いたのが12月24日ですか・・・。
アドベントカレンダー書いたよーというやつか。めっちゃ前ですやん。
ちなみに、報告が遅れましたが、「2016年今年読んだ一番好きな論文アドベントカレンダー」の結果ですが、
見事、審査員特別賞「俺のソース賞」を獲得しましたー
遅いけど・・・。
ダンボールたっぷりのソースを、twitterアカウント、俺のソース(@OrenoSource)様よりいただきました。
人気投票は2位タイやったものの、1位最優秀が30票越えの中、6票で2位タイということで、おしくもなんともありませんでした笑
しかし、投票していただいた方もおられますし、特別賞の発表の中でも「迷った」と言っていただけて、参加した甲斐がありました。
さて、
その後年が明けまして、ラボの合宿に参加し、実験や論文に追われ?、海外出張したり、他大学にセミナーにいったりしていたら、
年度が変わっていました!!笑
それらについて書いていくと超大作になりすぎるので割愛します
ということで久々のネタも、生物系の雑談書きます。
この3ヶ月の間に、「けものフレンズ」というのがえらく流行ったようです。
私はまだアニメを見ていませんが、ネットでは放送の度にTLがけものフレンズネタで溢れたり、いろんな考察やらなんやらが出てますね。
ポケモンにおけるピカチューばりのアイドル?キャラとなったのが、「サーバル」というネコ科の動物を擬人化したキャラでした。
他にもいろんな動物が出てきていて、描写が細かいとか、これこれはこういう生態に則っていてみたいなのも色々見かけました。
生物好きというか生物屋としては一度見ておかねばなりませんね。
だがしかし・・・・
作中でサーバルちゃん?が出てきた時のテロップ?データ?が、
ネコ目ネコ科ネコ属
と書いていたという画像を見かけ、「え?」と思って「(公式なんかコラ画像なんかどっちやろ)」ということでtwitterで情報提供を呼びかけたら、どうやら、
本物
らしい。
これは問題ですよ。
サーバルは学名を Leptailurus serval といい、
属名は、Leptailurusなんです。(一部学説?によると、カラカル属Caracalに含めることもあるようですが)
基本的に「ネコ属」と言った場合、それはペットで人気のいわゆる、ネコが属する「Felis属」のことを指してしまいます。
苗字部分がちゃいますやん・・・って。属名が違うってことは
ヒト(属)とチンパンジー(属)を間違うってことですからね。
Leptailurusに和訳が存在しない(おそらく?)とはいえ、間違った和訳?を当てるのはよろしくない。
これにはけものフレンズを見ていた生物屋(分類クラスタの人々含む)さんたちがめっちゃ突っ込んでました。
あと、
ネコ属問題に比べると些細なことですが、
「ネコ目」というのもちょっと色々誤解を生むので、やめたほうがいいよねっていうのが、SNS場で盛り上がったネタです。
本来?は、「食肉目」という名前がついていたはずなんですが、最近?しばしばこのネコ目という表記の仕方を見かけます。
食肉目というのは、「肉を食べる動物を共通祖先にもつグループ」もう少し詳しくいうと、裂肉歯という、肉を割くための歯を持っていたやつを祖先に持つグループなんですよね。
今では肉食以外にも草食や雑食も含まれていますが。
しかし、ネコ目と言ってしまうと、さも「ネコの仲間」のように見えるというのが問題で・・・。
食肉目の中には、イヌ科、ネコ科、クマ科、アザラシ科、アシカ科など、よく耳にする動物が色々含まれているので、
それらが、ネコの仲間となってしまうのはよろしくない!やっぱり呼称は食肉目や!ということを話していました。
最近、テレビなんかでもいろんな生物を紹介し、
奇妙な生態や、面白い見た目などが色々取り上げられますが、その説明の際に
「〜の仲間」とか言ったりもしています。
たしかに学名がちゃんとついていなかったり、判別できなかったりして、そういう言い方もありますし、比較的、グループとして正しい言い方のこともありますが、
↑のようなこともあるので、注意が必要ですよね・・・。
生物の系統分類とか進化とかって、高校生物をちゃんと最後までやらないと扱われない単元やったような気がするので、
門
綱
目
科
属
種
の住所的な呼称とか、
「〜を共通祖先に持つ」という考え方とかって、なかなか浸透しにくいんですよね。
まぁ生きていく上でイヌ科をネコ目イヌ科と認識しようが、食肉目イヌ科と認識しようがあんまり関係ないと言われればそこまでなんですが。
でも、どうせテレビやらで取り上げてくれるなら、少しでも正確になるような伝え方をして欲しいなぁと思いました。
ではでは
今日はこの辺で。
新年度もよろしくお願いいたします。
終わり
さいきんのさいきんの話、書きます
こんにちは(こんばんは),nkjmyです。
最近知ったんですが、アドベントカレンダーって面白いですね。
特定のテーマについていろんな人が「自分かけます」みたいな感じで
1日1人、誰かが何かを書くという。
今年、私は2つほど参加しておりまして、
1つが
今年読んだ一番好きな論文2016 Advent Calendar 2016 - Adventar
もう1つが
伝道師になろう! Advent Calendar 2016 - Adventar
です。
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ポケモンの種数推定の公式考えてみた
こんにちは、nkjmyです。12月も後半戦。
あと2週間ほどで今年が終わる・・・。
最近は、本業である微生物の遺伝子解析についてせっせこ毎日進めていて、
日に日にできる解析(Rを勉強中etc)やら分かってきたことが増えて楽しいです。
スピードアップしてさっさと書き上げねばです。
さて、昨日、面白いブログの記事を見つけました
(見つけたというか知り合いですが笑)
もっちょさんの記事はどれも面白いですね。
高校までしかちゃんと授業で数学やってない私ですが(大学の一般教養はほとんど高校の復習で終わった、農学部やし・・・)、
易しい数学で面白い世界を紹介してくれていると思います。
さて、今回の計算では、ポケモンの初代の発売日〜最新作までの日付と、トータルのポケモンの数をプロットして、
むむ?どうやら線形っぽいぞ?!
ということで例えば、
「ポケモンが1種だった世界は赤緑の何日前か」とか
「1000種になるのは何年後か」といった計算をされています。
そこで生物系、しかもどちらかというと?生態学寄りのことをやってる自分としては、
このアイデアをいただき、生物学の面白さを伝えつつ、もうちょっと遊んでみたいわけです。
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サイエンスバーに行ってきた
こんにちは、nkjmyです。
先週末の土曜日のことですが、前々から気になっていた、都内のサイエンスバーに行ってきました。
インキュベーターさんというところです。
(URL:https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13171266/)
理系的な小道具を使ったあるいは捩った食べ物、カクテルなどがあります。
四谷三丁目から歩いて5、6分でした。
メニューはこんな感じでビーカー、あるいはフラスコに入って出てきます。
余談ながら、グラッパが置いてあるのは個人的に嬉しかったです。
グラッパとは、蒸留酒もっというとブランデーの一種で、ワインを作った後のぶどうの搾りかすを用いて作られていまして、非常に香りがいいんですよね。
つきだしが、こんな感じで「サンプリングでもいったんかな」みたいなチューブ(ガラスに見えますが、ガラスじゃなかった)に入っています。
乾杯は、カクテル「アクセプト」で。
「アクセプトをください(切実」という意味を込めてオーダー笑。
グラッパとカシス?が入ったカクテルやったと思います。あともうちょっと入ってたきがするけど忘れた。アクセプトの印象強すぎた。
利き水選手権もしました。純水と普通の水です。
純水はそんなにほいほい飲んでいいもんちゃうと思うんですが、四人でこれをちびちび利き水するくらいなら問題ない。
ちなみにちゃんと純水を当てられました♪( ´θ`)ノ
山崎のウイスキー in vitro
in vitroとは「試験管内の」という意味。
生物の実験で、(マウスなど)生体内で化学反応や代謝をみるのではなく、(実験用)細胞を使って、擬似的に生体内をつくって試験管内で実験をするという際などに用いられます。
「なぞのフラスコワイン」とかいう名前やったとおもうのですが、フラスコで赤ワインも飲みました。
フラスコを振りながら、ワイン飲んでみた
というやつですね。このブログにぴったり。
タイピングゲームもありました
DNAはA(アデニン)という物質にはT(チミン)、G(グアニン)にはC(シトシン)という物質が結合します。
ひたすら出てくるATGCに、繋がる方の文字を打っていくというやつです。
酔っ払いながらなので20秒で56文字?が限界でした。9位です。
店主さんは70でした。2位がたしか60だか65なので、2〜9は比較的詰まってる感があります。
という感じでなかなか楽しめました。
来訪者ノートみたいなのもあって、自由に質問とか答えとか書いていいみたいなのもあったのでそれを見てるだけでも面白かったです。
(自分も書き置きしてきました)
この実験道具でお酒や食べ物を食べるというコンセプト、面白いという人がいる反面、
ちょっと生理的に受け付けないという人もいます。
やっぱり実験道具は実験道具やし、いくらそれ専用に使ってるとはいえ・・・
という気持ちもわかります。
個人的には全く気にしないタイプですので、ネタとして普段の実験で見る光景あるいは自分のサンプルがチラつくことはないんで大丈夫。
ただ、ほんまにどちらかというとバーなので、
お腹をすかせていくと、意外に食べ物のレパートリーは少ないので、
飲んで楽しむという気分でいくのをお勧めします。
(飲み物は比較的充実してた。変な?カクテル以外にもちゃんとあったし)
ではでは
今日はこの辺で。
終わり